SAHO TERAO / 寺尾紗穂

寺尾紗穂オフィシャルウェブサイト

Live

4月28日品川

【フライヤー】 隣町珈琲 22.04.28ノリ・メ・タンゲレ.jpg

寺尾紗穂×伊賀航 / 平川克美×大高健志
ノリ・メ・タンゲレ
Noli me tangere
〔ライブとカンファレンスの二柱並演〕

禍を越えて、文化/芸術は可能か。
「ノリ・メ・タンゲレ=私に触れるな」とは、イエスが復活に際しマグダラのマリアに放った謎の言葉。
人みな触れることを禁じられた「禍」の世界で、思考と表現、それぞれの言語で問いを立てる思想家・ アーティストがいます。
ライブとカンファレンス、異なる原理で 描かれる両界曼荼羅のような舞台です。

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今回ライブ上演には、シンガーソングライター寺尾紗穂が、ベーシスト伊賀航とともに出演。傑作『北へ向かう』を発表し、コロナ期にもアルバム『わたしの好きなわらべうた2』エッセイ集『天使日記』の発表ほか意欲的に活動する寺尾が、バンド「冬にわかれて」でも共に活動する盟友・伊賀とのデュオで、研ぎ澄まされた歌世界を届けます。
カンファレンスは、隣町珈琲店主であり、新著『共有地をつくる』を発表したばかりの平川克美と、クラウドファンディング「MOTION GALLERY」創業者で、先ごろ下北沢駅前に"コモンズ"としての映画館「K2」をオープンさせた大高健志の対談。世代は違えど起業家かつ思想家という共通点を持つ二人が、共有地/コモンズという言葉をめぐって語り合います。

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【日時】
第2回 2022年4月28日(木)18:30開場 19:00開演
第一部〈ライブ〉19:00~
●寺尾紗穂(うた・ピアノ)
●伊賀航(ベース)
第二部〈カンファレンス〉20:15~
●平川克美(文筆家、隣町珈琲店主)
●大高健志(シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』共同代表)

【会場】隣町珈琲(東京都品川区中延3-8-7 サンハイツ中延B1 )

【料金】
・一般3000円
・18歳以下および学生500円(メールか電話で予約。入場時に学生証等で年齢確認)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
【予約】
Peatix予約
Peatix予約はこちらから

〔「拍手をしない音楽会」のお願い〕
本公演の音楽上演では、最終曲が終わって客電が点くまで、拍手をしないでお付き合いいただくようお願いします。
これは、音楽家の思考(=試行)に伴走するような時間を作りたいというプロジェクトの趣旨から来ております(カンファレンスの部はその限りではありません)。

主催:タオンガ合同会社(担当・戸田)090-4915-9356
taonga.jp@gmail.com

【平川克美(ひらかわ・かつみ) 】
文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)など多数ある。最新刊は『共有地をつくる』(ミシマ社)。

【大高健志(おおたか・たけし)】
MOTION GALLERY代表 シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』 さいたま国際芸術祭2020キュレーター 映画プロデューサー。早稲田大学政治経済学部卒業後、'07年外資系コンサルティングファーム入社。その後、東京藝術大学大学院に進学。制作に携わる中で、クリエイティブと資金とのより良い関係性の構築の必要性を感じ、'11年にクラウドファンディングプラットフォーム『MOTION GALLERY』設立。以降、50億円を超えるファンディングをサポート。22年、下北沢駅南西口直結のミニシアター『K2』を開館。

【寺尾紗穂(てらお・さほ)】
大学時代に結成したバンドThousands Birdies' Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム「御身」でメジャーデビュー。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」(安藤サクラ主演)の主題歌を担当した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。2020年3月に最新アルバム「北へ向かう」を発表。坂口恭平バンドやあだち麗三郎、伊賀航と組んだ3ピースバンド 冬にわかれて でも活動中。2021年「冬にわかれて」および自身の音楽レーベルとして「こほろぎ舎」を立ち上げる。著書「南洋と私」(中公文庫)「天使日記」(スタンドブックス)ほか、新聞、ウェブ、雑誌などでの連載を多数持つ。

【伊賀航(いが・わたる)】
宮城県出身。15歳の時音楽に目覚めベーシストを志す。大学入学のため上京後料亭のお座敷の生バンドに入り腕を磨く。大学卒業後、他大で建築を学び、一度は田舎の設計事務所に就職するも音楽の道を諦めきれず退職し再び上京。その後運良くバンド「benzo」でメジャーデビューを果たす。
解散後は細野晴臣、星野源など数多くの音楽家に出会いライブやレコーディングのサポート活動をして現在に至る。